中小企業のための業務改善WEBメディア|ビジグー » 中小企業のIT化について考える » 業務をシステム化することで何が変わる?

業務をシステム化することで何が変わる?

業務をシステム化することで得られるメリット、部門別の業務改善効果、システム化に向けて検討すべきポイントなどお伝えしています。

目次

業務のシステム化によって得られるメリット

中小企業の業務改善において欠かせないのが、業務のシステム化です。業務のシステム化を行うことで、以下のようなメリットが得られます。

このように業務のシステム化は、業務効率化、生産性向上、コスト削減においても、さまざまな効果をもたらします。また、業務のシステム化を行うことで、職場環境を整えられることもメリットの一つです。

部署間の風通しが良くなり、事務作業を削減することで、各部署がコア業務に集中しやすくなるでしょう。また、リモートワーク、ワーケーションなどの幅広い働き方も実現できるため、優秀な人員の確保にもつながります。

近年、中小企業では離職率の増加や人手不足が問題となっているので、これらの対策としても業務のシステム化は有効です。

部門ごとにシステム化するメリットをCHECK

業務改善活動では、どの業務をシステム化するかによっても、具体的な効果やメリットは変わってきます。部門ごとにどんなメリットが得られるか、いくつかの例をご紹介します。

データの一元管理

主なツール:オンラインストレージ、BIツールなど

「OneDrive」などのオンラインストレージを利用すれば、クラウド上で情報の一元管理が行えるようになります。社内外のメンバーと同一ドライブで情報共有ができたり、閲覧、編集などを複数メンバーで同時に行えたりするのが便利です。

また、BIツールを導入すれば、収集したデータの自動集計が可能です。グラフ化などもスムーズにできるので、効率的にデータを活用し、生産性を高めることができるでしょう。

業務の効率化・自動化

主なツール:RPAツール、業務改善プラットフォームなど

業務改善プラットフォームでは、勤怠管理、経費申請、工数管理、ワークフローなどの複数業務をひとつのシステムで管理できます。全体の最適化もしやすく、業務の効率化、管理業務のコスト削減に大きな効果をもたらします。また、単純な定型業務であれば、RPAツールを導入することで、業務そのものを自動化することも可能です。

社内コミュニケーション

主なツール:オンライン会議ツール、チャットツールなど

コロナ禍で急速に必要性が高まったのが、「Zoom」をはじめとしたコラボレーションツールですね。リモートで会議や商談が可能になり、幅広い働き方ができることで、優秀な人材の離職防止にもつながります。また、「Slack」などのビジネスチャットツールは、プロジェクトごとにメンバーをアサインできます。トークや資料の共有など、グループワークの効率化におすすめです。

営業

主なツール:SFA、タスク管理ツールなど

SFAをはじめとする営業支援ツールでは、案件管理、商談の進捗、活動報告、見積もり作成といった業務を一元管理できます。営業マン同士の情報共有もしやすくなるため、属人化の解消にもつながります。

顧客管理

主なツール:CRM、チャットボットなど

CRMをはじめとする顧客管理ツールを導入すれば、顧客の年齢、性別、住所、取引履歴など、多岐にわたる顧客情報を管理できます。顧客の購買行動が一目で把握できるため、経営戦略の決定スピードが加速し、タイムリーに対策を実行できます。

マーケティング

主なツール:MAツールなど

企業のマーケティング活動の効率化には、MAツールが多く利用されています。市場のリサーチや分析、データ集計などの作業を自動化することができます。CRMと連携させれば、顧客ごとに最適なタイミングでプロモーションを行うことも可能に。リードの獲得・育成がしやすくなり、営業効率を格段に高められます。

システム化に向けて検討すべきポイント

上で紹介したのはほんの一部ですが、業務効率化のシステムにはさまざまな種類があり、事前にしっかりと検討して選ぶことが大切です。システム化に向けて検討すべきポイントを紹介します。

自社の課題と目標

業務のシステム化を行う上で大切なことが、自社の課題と目標を明確にすることです。システムを導入することで、最終的に何を目指すのか、ニーズをしっかり深堀りしておくことで、適したシステムの選定や、効率的な運用が可能となります。全ての業務をいきなりシステム化することは困難なので、課題を洗い出し、優先すべき目標を設定した上で、システムの選定を行いましょう。

自社に適したスペック

業務をシステム化する場合、導入後、一定期間をかけて投資対効果を回収しなければなりません。とくに多機能なシステムほど、費用は高額になるので、自社に適したスペックも検討しておきましょう。

システムを生かしたワークフローの構築

新たなシステムを導入すると、大なり小なりワークフローに変化が生まれます。効率良く運用するためには、システムに合わせたワークフローの構築が必要です。事前に最適なワークフローを構築しておけば、現場の混乱も最小限に抑えることができます。

データ連携のしやすさ

現在、自社で何らかのITツールを利用している場合は、既存システムとの相性も調べておくと良いでしょう。いざ導入してみてデータの連携がしにくいと、無駄な工数が発生する可能性も…。複数のツールを利用している場合は、全体の最適化も考えた上でシステム化を計画しましょう。

Selection
中小企業の業務改善・
解決したい課題から選ぶ!
実績豊富おすすめ
コンサルティング会社3選

中小企業の業務改善への「実績が豊富」にあり、「無料相談」に対応可能、経営視点にたった「財務コンサルティングにも対応」できるおすすめの3つのコンサルティング会社を紹介します。

ITツール・会計業務に関する
業務の課題を解決したいなら
東海ビジネスサービス
東海ビジネスサービス
おすすめポイント
  • 創業45年、500社以上の中小企業の業務改善をした実績
  • ITツールの導入・活用、導入後の保守も含めてサポートしてくれるから安心
  • 公認会計士による財務コンサルも可能!

コンサル内容を公式HPで詳しく

採用・人事制度に関する
業務の課題を解決したいなら
グローカル
グローカル
おすすめポイント
  • 20人〜2万人規模までの企業の人事制度導入を支援した実績
  • 自社では取り組みづらい、人事制度導入・定着のためのフォロー、教育ツールの作成を実施

コンサル内容を公式HPで詳しく

マーケティング・
ブランディング
に関する
業務の課題を解決したいなら
GwPコンサルティング
GwPコンサルティング
おすすめポイント
  • ホテル・旅館など観光業に関する業務改善実績が豊富
  • Webマーケティング戦略の構築をはじめ、SNSやプロモーションの課題を解決
  • Webマーケティングの知見を高める人材育成や研修が可能

コンサル内容を公式HPで詳しく

【選定基準】Googleで「中小企業 業務改善 コンサル」と検索し、上位に表示された25社の内、3つの条件に該当した3社を紹介。・公式サイトにコンサルティングの実績の記載がある・無料相談に対応・財務コンサルティングが可能なコンサルティング会社を選定。(2022/4/26調査時点)