ITツールを導入して業務効率化、生産性が向上した企業の成功事例をまとめて紹介しています。
受発注システムのデータの再入力に多大な時間がかかっていた。
協和テクノロジィズでは、初心者でも簡単に定型業務の自動化ができる「RPAツール」を導入し、業務プロセスの見直しを行った上で、定型業務の自動化を行っています。
同社の課題となっていたのが、データ再入力時の膨大な作業。RPAツールで工程ごとにロボット(シナリオ)設定することで、業務プロセスの見える化と、作業工数の大幅な削減を実現しています。それにより入力時間や作業ミスが減り、前年度と比べて月25時間、残業時間を減らせたそうです。業務プロセスが見える化したことで、担当者以外でも作業ができるようになり、属人化の解消にも成功しています。
参照元:IT導入補助金2022_PDF(https://www.it-hojo.jp/h29/doc/pdf/h29_telecommunications_kyowaTechnologies.pdf)
業務担当者の交代による事務処理の遅れ。売上・仕入れ価格の推移把握ができていないこと。
業務担当者の引き継ぎや、日々変動する仕入れ価格により価格の推移把握が難しくなったことなど、さまざまな問題が顕在化していたという清水建材工業株式会社。コンサルタントへ相談したところ、会社の業務フローや経営課題を明確にした上で、ITツールで解決できる具体的な手法を提案してくれたそうです。
同社が導入したのは、販売管理システム。取引先ごとに異なる商習慣の流れを一元化し、情報の自動集計・分析が行えます。それにより得意先の需要予測や仕入れ単価の推移が見える化し、情報を一元化したことで引き継ぎもしやすくなったそうです。その結果、長年の勘で行うビジネスからの脱却に成功し、売上アップを実現しています。現在は、配達ルートを自動で最適化する運搬行向けシステムの検討も行っているとのことです。
参照元:IT導入補助金2022_PDF(https://www.it-hojo.jp/h29/doc/pdf/h29_retail_shimizukenzai.pdf)
患者の増加により紙カルテの保管スペースが不足。電子化することで患者情報や予約をスムーズに管理したい。
横浜鶴見中央眼科では、電子カルテシステムを導入することで、大幅な業務改善に成功しています。カルテを電子化したことで、クラウド上で診察情報の共有が可能になり、過去の治療履歴も一目で把握できます。窓口→受付処理→診療の流れや、会計の流れもスムーズになったことで、患者の待ち時間が減少したそうです。導入して半年が経つと、スタッフの連携も取りやすくなり、以前より働きやすい環境になったと、大きなメリットを実感しているようです。
参照元:IT導入補助金2022_PDF(https://www.it-hojo.jp/h30/doc/pdf/h30_medical_tsurumityuoganka.pdf)
会計の記帳や確定申告に多大な時間を要していた
福留聡国際会計アドバイザリー株式会社では、クラウド会計ソフトを導入することで、税務サービスの効率化、さらには売上増加も達成しています。クラウド会計ソフトでは、銀行やカード口座を同期し、日々の記帳作業やデータ入力を自動連携しています。その結果、作業工数を大幅に削減できたことで、税務の日常の質問や資金調達 のアドバイス等、顧客に向き合う時間が増えたそうです。クライアントも増加し、売上増加・原価低減・粗利増加を果たしています。
参照元:IT導入補助金2022_PDF(https://www.it-hojo.jp/h29/doc/pdf/h29_professional_fukutome.pdf)
ITツールの活用は業務改善に大きな成果をもたらしますが、成功させるためには、自社に適したツールを選ぶ必要があります。どのツールが自社に適しているかわからない場合は、業務改善コンサルタントに相談するのがおすすめです。業務改善コンサルタントに依頼をすると、自社の業務プロセスの見える化を行い、経営課題を抽出した上で、適したツールや具体的な手法を提案してくれます。
当サイトでは、課題別におすすめの業務改善コンサルタントも紹介していますので、ぜひこちらも参考にご覧ください。
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